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縦軸型曝気装置

縦軸型曝気装置

縦軸型曝気装置は高い酸素供給に加え、高度処理への対応性や維持管理性に優れており、小規模下水オキシデーションディッチで採用しています。本装置は直線水路への設置を標準としているため、既存設備から大幅な施設改造をすることなく横軸・斜軸型から更新することができます。

特長

設置場所が自由

既設曝気装置を撤去し、同じ場所に縦軸型曝気装置を設置するため、既存設備から大幅な施設改造をすることなく設置することが可能です。

多様な運転方法に対応

高度処理やバルキング対策などの水処理方式にあわせて多様な運転方法が可能です。

高度処理
回転数制御により、無酸素攪拌運転が可能
ASRT運転で、低放流T-Nが可能
バルキング対策
優れた曝機性能により、高負担時でも十分な酸素配給が可能
発泡・スカム対策
好気・無酸素運転を基本としているため、アルカリ回収が容易
負荷変動対策
曝気量を回転数の増減で調整可能なため、DOコントロールが容易
低負荷対策
曝気量を回転数の増減で調整可能なため、DOコントロールが容易

省メンテナンス

横軸型曝気装置ではスラブ下に軸受けがあり、運転時は常に偏荷重を受けるため頻繁にメンテナンスが必要でしたが、縦軸型曝気装置では減速機および水中部のインペラとバッフル板のみメンテナンスが必要となります。

項目 縦軸型曝気装置 横軸型曝気装置
スラブ上
スラブ下
(水中部)
水中部はインペラとバッフル板のみメンテナンスポイントをスラブ上に集約 スラブ下に軸受けあり運転時は常に偏荷重を受けるため、メンテナンス頻度が高い